新卒面接で魅力的な人に共通するたった1つのこと
新卒採用の面接官として合否を判断する立場なのですが、最近になってようやく見つけたんですよ。
「魅力的に感じる人の共通点」を。
面接官をやりだしてもう5年経過しているので今さら感はすごいですが、せっかくなので言語化しておきます。
目次
魅力的な人には必ず「アウトプット」がある
アウトプットの種類はいろいろありますが、わかりやすいのは部活などの実績ですね。
「甲子園優勝」とかは最高にわかりやすくて、そこにたどり着くまでのエピソードなどで面接が強烈に盛り上がります。
でもそんな全国何千校分の1のすごいアウトプットでなくてもいいんです。
例えばLINEのスタンプを自作していくら売り上げたとか、コンパを月に◯回開催して何人と知り合ったとか。
自分から動いて何らかの成果を出した人の話は、やっぱり意図やこだわりがあっておもしろいんですよ。
深ぼった質問をすればするほど味が出てきますし。
「インプット」しかしてこなかった人ほど「考え方」をアピールする
小中高大と、受け身で生きてきた人にはアウトプットした経験がほとんどありません。
それもそのはず。日本の学生にはあまりアウトプットの場がありません。全員に共通してあるのは「試験」くらいでしょう。
英語教育を例にとるとわかりやすいですが、ライティングやヒアリングメインで、スピーキングなどは授業ではほぼありません。
ネットやスマホもここまで普及していますが、LINEやYouTube、まとめサイトを見て終わりという人がほとんどです。
つまり、何かをアウトプットしてその結果を得たことがないので、「自分はこう考えられる人間です!」みたいな抽象的な話しかできません。
それをなんとか魅力的に装飾しようとするので、だれの話も似たようなエピソードになってしまうのです。
就活の時期にだけ「サークルの副代表」が増えるのもそのひとつかもw
結局企業は「どんな利益をもたらしてくれそうか」を面接で見極めている
企業が新卒を採用するのは、会社が利益をより生むためです。
だから面接では、「この学生を採用すると利益を上げられるかどうか」という観点で見極めています。
その見極めに1番必要な情報は、考えでもスタンスでもなく「実績というアウトプット」なんですよね。
「プログラミングなら〇〇ができます」とか、
「集客は100名くらいならすぐできます」とか、
「はじめて会った人でも笑わせられます」とか、
「ヒッチハイクで北海道までいけます」とか。
大手で育成に余裕がある会社であれば、考えやスタンスだけでも将来性に期待して採用をしていますが、中小などベンチャーではそうはいきません。
また新卒ではなく転職をする時には、否が応でも「どんなアウトプットが出せるのか」という観点で判断されます。
新卒のうちから、アウトプットの部分で評価してもらえるようにしておくのがベストです。
まとめ
今の日本の教育体制では、自然とアウトプットを増やすことは難しいはずです。
意図的に狙ってやらなければできないでしょう。
だからこそ学生のうちから取り組んでおけば、いつの間にか周りと差がつくことになります。
ブログなんかは気軽に発信できて結果も数値で出てくるので、アウトプット初心者にもうってつけですよ。