移住希望先の求人・仕事を探す方法
4月から地方創生事業の制作ディレクターをすることになりました。この仕事をするにあたり、ふと疑問に思ったのが、
「みんなどうやって地方の求人情報を仕入れてるの?」ってこと。
移住希望地域がはっきり決まってる人でも、どこに何の情報があるのかが探しづらい気がします。決まってない人ならなおさら。
あらゆるところに情報が散らばっているようなので、わかる範囲で情報取得先の候補とそのメリットデメリットをまとめてみました。
1.転職エージェントに相談する
<メリット>
担当キャリアアドバイザーから、キャリアカウンセリングや求人紹介を無料で受けられます。面接対策とか職務経歴書の書き方まで指導してくれるので、転職初心者には心強い味方になってくれるはずです。
<デメリット>
拠点が主要都市にあることが多く、地方求人を網羅しきれていません。政令指定都市や中核都市などの地方都市であれば一定求人はありますが、その大半が大企業の地方拠点募集などだったりするので、その地域ならではの中小企業などの求人はあまりないと思った上で情報収集するのが良いでしょう。
<主要大手転職エージェント>
転職エージェントなら転職支援実績No.1のリクルートエージェント
DODAエージェントサービス |転職ならDODA(デューダ)
2.転職サイトから検索する
<メリット>
Web上ですぐに全国のあらゆる求人を見ることが可能です。勤務地や条件などでも検索できるので、手軽に希望に沿った求人を見つけることができます。
<デメリット>
転職エージェント同様、転職サイトを運営する人材会社の営業が基本主要都市にいますので、地方求人が比較的少ないです。
でも、最近ではインサイドセールス(オンラインによる遠隔営業)などを展開している人材会社も増えたり、地方求人を多く取り扱う転職サイトもあったりで、うまく検索できれば地方求人を多く見つけられるかもしれません。
<主要大手転職サイト>
転職のそばに【リクナビNEXT】-希望の求人情報がみつかる転職サイト-
転職ならDODA(デューダ) - 転職を成功に導く求人、転職情報が満載の転職サイト
※以下サイトにはあらゆる求人サイトの情報が集まっています(求人情報専門の検索エンジン)
Indeed (インディード)
<地方求人も多く掲載されている転職サイト>
日本仕事百貨
3.ハローワークのWebサービスを利用する
<メリット>
わざわざ各地のハローワークまで行かなくても、移住希望先の求人情報を見ることができます。市や町レベルまで勤務地を検索できる点は、大手転職サイトよりも優れていますね。
<デメリット>
求人情報が大手転職サイトなどに比べて薄いので、この情報だけで応募しようと思えないレベルです。他の情報と合わせて利用するのが良いかもしれません。
<ハローワーク求人情報>
ハローワークの求人を検索
4.各自治体が運営している求人情報サイトや紹介サービスを利用する
これは都道府県によっても取組みが異なりますが、例えば高知県では以下サイトを運営し、スタッフが独自に収集した高知県内の求人情報や移住に関する情報を見ることができます。
またそれ以外にも、高知県専属のキャリアアドバイザーの方に無料で相談する窓口もあります。移住希望先が決まっている方であれば、その県が運営しているサービスを調べてみるといいでしょう。
<高知県が運営する求人情報サイト>
高知求人ネット|高知の最新求人情報が多数!「高知で働く」情報ポータルサイト~高知県移住促進・人材確保センター
5.地域おこし協力隊の募集情報を見る
人口減少や高齢化の問題を抱える地方自治体では、「地域おこし協力隊」として地方自治体で働く仕事を募集しています。
期間はおおむね1年以上3年以下。活動内容や条件、待遇等は各自治体によって異なりますが、地域のPRや観光に携わる仕事が多いようです。
<メリット>
国からの助成金や地域の人々の受け入れ態勢があり、かつお給料ももらえます。金額はそこまで高くありませんが、住居を提供してもらえるケースもあり、生活費も少ないため無理なく暮らせます。
<デメリット>
地域によって受け入れる温度感が違うため、あまり力を入れていない地域では「赴任してくる隊員のための受け入れ態勢が全く整っていなかった」ということもあるようです。
また任期制であるため、終了後の職が保証されているわけではありません。そのままその地域に移住するにしろ戻るにしろ、任期後のキャリアを想定しておく必要があります。
<地域おこし協力隊サイト>
地域を変えていく新しい力 地域おこし協力隊
目的に合わせた情報収集を
ここで挙げただけでも、地方の求人情報を見る方法は多岐に渡ります。
それぞれ特徴があるので、目的に合わせて情報収集できれば希望の求人に出会いやすくなるはずです。ぜひ活用してみてください。