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求人広告にも「Whom say」の概念が持ち込まれるのは、遠い未来ではない

①誰に言うか(Target)
②何を言うか(What to say)
③どうやって言うか(How to say)

これは、広告の仕事に関わっている人であれば耳タコなword。しかし昨今では、上記に加え、

④誰が言うか(Whom say)

という概念が強く求められています。

例えば、

「HIKAKINがYouTubeでオススメしてたから、あのおもちゃを買おう」と意思決定する子ども。

「ホリエモンがオススメしてたから、あの本を買おう」と影響されるサラリーマン。

「銭湯神ヨッピーがオススメしてたから、あの銭湯へ行こう」と行動する私。

彼らの心理は、恐らくこうです。

「情報過多で良いものが判断できず、信頼できる人のオススメで選びたい」(ステマはこれを悪用した例ですね)

求人広告ほど、情報量が多くその信頼性を図りにくいものはありません。自然と転職者は判断できない状態に追い込まれます。

スカウト経由の応募が多いのは、自分で検索・判断しきれない転職者が「企業からスカウト(オススメ)されたから」と応募しているからでしょう。

その流れから考えると、近い将来には制作者自身が「顔出し」した上で、「私がオススメするのだから間違いない」と転職者へアピールし、それがサービスの差別化となる世界が来るはずです。

その時に制作者へ求められるのは、従来の制作力に加え「専門性」「発信力」といった能力です。

制作者が何かの道の「専門家」だからこそ、転職者は信頼します。「発信力」があるからこそ、その制作者の記事を多くの人が閲覧します。

エン転職はすでに制作者が顔出しをしていますが、現状では「中途半端」なのかなと。なぜなら、各制作者の「専門性」「発信力」といった人となりがまったくわからないから。ただ現状をステップとして、次の世界を見据えているはずです。

来るタイミングに向けて、自分自身の「専門性」と「発信力」を鍛えておきたいものです。
(ツイッターのフォロワーをもっと増やしたいなぁ……ボソッ)