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就活生のみんな。自己分析のやり方なんか検索してないで「体験」を増やそう!

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毎年ありがたいことに、新卒採用の面接官をさせていただくんですが、よく「自己分析ってどうやったらいいですか?」という質問を受けるんです。

その度にちょっとした違和感があったので、改めてその理由を考えてみました。


目次


そもそも、自己分析って何?

↓以下Wikipediaから引用

自己分析(じこぶんせき)とは、自分を探るという作業である。就職活動において用いられている用語でもあり、自己分析を行うことで、自身はどんな仕事がしたいか、どんな仕事が向いているか、どんな会社に行きたいかなどといった事柄を認識、理解する。就職活動では面接やエントリーシートがあるため、自身をどれだけアピールできるかといったことまでも合否につながる。このために自己分析を行い、自身の長所や特徴を把握し、これらも具体的に説明ができるようになっておかなければならないというわけである。自己分析を行う場合には、よほど自分を客観視できないと自分にとって都合の良い主観や解釈が入り、自分自身のさじ加減で結果をいくらでも自分よりに変えられるとのこと。また学生の中には志望動機を聞いた場合に、自己分析の結果この職種が向いているということが分かったために志望したと返す場合があるという。この場合には職種を決める場合に、自分がやりたい事柄であるために志望したというよりも自己分析に振り回されているからであるようとのこと。

つまり、「仕事を選ぶためにまず自分を知ろう」ってことですよね。なるほど。

ぼくは何も考えず直感で就職活動をしたタチなので、この手の自己分析はしたことはなかったなぁ。


みんな、どんな風に自己分析してる?

面接でこう聞くと、だいたい以下方法でやってるようです。

・自分がどんな人か、とにかく考えてみる
・「自己分析ノート」を作って、自分について書き出したり整理したりする
・友達とかに自分の性格について聞いてみる

で、だいたい行き着く先は「自分はこんな人間だ!」という答えで、それを元に志望業界や会社を選んでいくわけですね。

例えばよくあるパターン。

「私は人と関わることがすごく好きで、だからこそ人に深く関われる仕事に就きたいと考えています。人材サービスはまさに理想的な仕事です!」

たぶん一生懸命考えた結果なんだと思いますが、すごく違和感がありませんか?

だって、人と関わる仕事なんて世の中にいくらでもあるから。むしろ人と関わらない仕事の方が探すことが難しいです。

言っている本人も実は納得感があるようでないはず。


自己分析って、改めて時間とって机の上でやるもんじゃない

自己分析をする目的って、要は「自分の好きなことを理解する(もしくは嫌いなものを知って排除する)」ことだと思うんです。

であれば、それって実は毎日やってませんか?

高校や大学を選んだ理由もそうだし、今日のランチに何を食べるかもそう。

毎日の決断の中に自分の好き嫌いは隠れているはずです。

改めて時間をとって、「私ってどんな人なんだろう」って考えないといけない人は、おそらく自分で考えて物事を選択・決断してこなかった人なんだと思います。

だから自分の好き嫌いがすぐにわからないのです。


じゃあ結局どうしたらいいの?

結論、「これまでやったことないものにトライしてみて、自分がどんな感情になるかいくつも実験してみる」ことをオススメします。

例えばわかりやすいのはインターン。

机の上でウンウン考えるのではなく、まずいろんな環境に身をおいてしまうのです。

すると自然と、「この職場は黙々と仕事をするだけで楽しくないな」とか、「若い人が意見を言える環境がいいな」とか、いろんな感情が生まれてくるはず。

その感情こそがまさに自分の好き嫌いであり、次にどんな道を進めばいいのかを示してくれるものです。

インターン以外にも、これまでやったようなことないバイトをしてみたり、行ったことがない場所に行ってみるのもいいかもしれません。

いろんな体験を意図的に増やして、そこで感じたことが「自己」です。

とはいえ「もうそんな時間はないよ!」という方もいるでしょう。

そんな時は過去の体験や決断の際に自分がどんなことを考えたのかを改めて考えるしかないです。

しかしそれはあくまで過去の話で、かつ社会に出ていない状態のものなので今の自分とは少し違うかもしれません。でも、人間はそう簡単に変わらないので、根っこまで深ぼれば効果はあるかもしれませんね。


おまけ:自分がわかるテスト「ストレングスファインダー」

体験を通じて自分を知ること以外にも、こんなおもしろいテストがあります。

ストレングスファインダーⓇについて | ストレングス・ラボ

要は、「Web上の質問に答えるだけで、34の資質から自分の強み上位5つを知ることができる」というもの。

1700円くらいの本を買うと、中に一回だけ使えるアクセスコードが入っていて、テストを受けられるという仕組みです。
(なので中古本を買っちゃうとテストを受けられないので注意)

こんな感じで診断結果が出るよという紹介のため、ぼくがやったものを貼り付けておきます。有料の診断だけあって、かなり当たってると思いますよ。

学習欲
あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。あなたは何も知らない状態から能力を備えた状態に、着実で計画的なプロセスを経て移行することで活気づけられます。最初にいくつかの事実に接することでぞくぞくし、早い段階で学んだことを復誦し練習する努力をし、スキルを習得するにつれ自信が強まる――これがあなたの心を惹きつける学習プロセスです。あなたの意欲の高まりは、あなたに社会人学習――外国語、ヨガ、大学院など――への参加を促すようになります。それは、短期プロジェクトへの取組みを依頼されて、短期間で沢山の新しいことを学ぶことが求められ、そしてすぐにまた次の新しいプロジェクトへに取組んでいく必要のあるような、活気に溢れた職場環境の中で力を発揮します。この「学習欲」という資質は、必ずしもあなたがその分野の専門家になろうとしているとか、専門的あるいは学術的な資格に伴う尊敬の念を求めていることを意味するわけではありません。学習の成果は、「学習のプロセス」ほど重要ではないのです。

未来志向
「もし・・・だったら、どんなに素晴らしいだろうなぁ」と、あなたは水平線の向こうを目を細めて見つめることを愛するタイプの人です。未来はあなたを魅了します。まるで壁に投影された映像のように、あなたには未来に待ち受けているかもしれないものが細かいところまで見えます。この細かく描かれた情景は、あなたを明日という未来に引き寄せ続けます。この情景の具体的な内容――より品質の高い製品、より優れたチーム、より良い生活、あるいはより良い世界――は、あなたの他の資質や興味によって決まりますが、それはいつでもあなたを鼓舞するでしょう。あなたは、未来に何ができるかというビジョンが見え、それを心に抱き続ける夢想家です。現在があまりにも失望感をもたらし、周囲の人々があまりにも現実的であることが分かった時、あなたは未来のビジョンをたちまち目の前に呼び起こします。それがあなたにエネルギーを与えてくれます。それは、他の人にもエネルギーを与えます。事実、あなたが未来のビジョンを目に浮かぶように話すのを、人々はいつでも期待します。彼らは自分たちの視野を広げ、精神を高揚させることができる絵を求めています。あなたは彼らのためにその絵を描くことができます。描いてあげなさい。言葉を慎重に選びなさい。できる限りその絵を生き生きと描きなさい。人々はあなたが持ちこんで来る希望につかまりたくなるでしょう。

収集心
あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなたはそれに興味を引かれるから集めるのです。そしてあなたのような考え方の人は、いろいろなものに好奇心を覚えるのです。世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。もしあなたが読書家だとしたら、それは必ずしもあなたの理論に磨きをかけるためではなく、むしろあなたの蓄積された情報を充実させるためです。もし旅行が好きだとしたら、それは初めて訪れる場所それぞれが、独特な文明の産物や事柄を見せてくれるからです。これらは手に入れた後、保管しておくことができます。なぜそれらは保管する価値があるのでしょうか? 保管する時点では、何時または何故あなたがそれらを必要とするかを正確に言うのは難しい場合が多いでしょう。でも、それがいつか役に立つようになるかどうか誰が知っているでしょう。あらゆる利用の可能性を考えているあなたは、モノを捨てることに不安を感じます。ですから、あなたは物や情報を手に入れ、集め、整理して保管し続けます。それが面白いのです。それがあなたの心を常に生き生きとさせるのです。そしておそらくある日、その中に役に立つものが出てくることでしょう。

分析思考 
分析思考という資質を持つあなたは、他の人に「証明しなさい。あなたの主張がなぜ正しいのか示しなさい」と強く要求します。このような詰問を受けると、自分の素晴らしい理論がもろくも崩れ落ちるのを感じる人もいます。これがまさしく、あなたの意図するところです。あなたは必ずしも他人のアイデアを壊したいわけではないのですが、彼らの理論が堅固であることを強く求めます。あなたは自分自身を、客観的で公平であると考えています。あなたはデータを好みます。データは人々の考えに左右されず、ありのままだからです。あなたはデータを見ると、パターンと関連性を捜し出します。一定のパターンが互いにどのように影響するのか、どのように結びつくのか、結果はどのようなものかを理解しようとします。そしてその結果が、提示されている理論や目の前の状況にふさわしいかどうかを知ろうとします。これがあなたのやり方です。あなたはこれらの点を一つずつ明らかにして、根本的な理由を探し当てます。人はあなたのことを論理的で厳格であると見ます。その人達は、いつかあなたのところにやって来て、誰か他の人の「非現実的な考え」あるいは「整理されていない考え」を話し、あなたの研ぎ澄まされた思考から見た考えを聞くでしょう。あなたの分析結果を伝える時、できれば決して厳し過ぎないようにしましょう。さもないと、その「非現実的な考え」が彼ら自身の考えである場合、その人はあなたをわざと避けるようになります。

自己確信
自己確信は自信と共通する点があります。心の奥深くで、あなたは自分の強みを強く確信しています。あなたは自分は絶対出来る――リスクを取ることができ、新しい挑戦をすることができ、そして最も重要なこととして成果を出すことができる――ことを確信しています。ただし、自己確信は単なる自信を越えるものです。自己確信という資質に恵まれたことで、あなたは自分の能力だけでなく判断力にも自信を持っています。自分の周りを見た時、あなたは自分の見方が独自かつ独特であると強く思います。そして、あなたと全く同じ見方をしている人は誰もいないので、あなたに関する事について決定を下せる人はあなたしかいないと絶対に信じています。何を考えるべきかは、誰もあなたに指示できません。彼らはヒントを与えることはできるでしょう。助言することもできるでしょう。しかし、あなただけが、結論を出し、何をするかを決定し、行動する権限を持っています。この権限、更にはあなたの人生に関する最終的な責任を取ることを、あなたは決して怖がりません。むしろ、あなたには当たり前に感じられるのです。状況の如何に関わらず、あなたは何が正しい決断であるかをいつも知っているようです。この資質は、あなたに確信に満ちた貫禄を与えます。他の人と異なり、いくら説得力があっても、あなたは他の人の主張に安易に左右されることはありません。この自己確信という資質は、あなたの他の資質の持ち方によって、表面に現れたり現れなかったりしますが、その資質は強くしっかりとあります。船の竜骨のように、それは方々からの攻撃に耐えて、あなたが進路からはずれないようにします。