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30歳以上の面接官が理解しておきたい、最近の就活生の傾向

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6月からの選考解禁を控え、企業の新卒採用活動も本格化してきましたね。

ぼくも面接官として就活生と接するため、彼らの考えや行動を理解しようといろいろ情報を仕入れていたところ、驚くような「世代間ギャップ」があったので紹介します。

目次

「他人からの評価」に対してとても敏感

これはどの世代も共通する概念だとは思いますが、SNSが浸透している今だからこその特徴があるようです。

具体的には、FacebookやInstagramの「いいね数」が個人のステータスに直結しているということ。つまり、より多くいろんな人から「いいね」をもらえていると、友達から一目置かれたり、いわゆる「キャラ一軍」というような立ち位置で認められるといったことがあるそう。

まぁこれはわからなくもないですね。

「いいね」を増やすために、嫌いな人とも遊びにいく

最初に聞いたときにはよく意味がわかりませんでした。嫌いな人とでも遊びにいく理由は、結局は「SNS上での自分をリッチに見せたい」ということらしいです。

というのも、「交友関係は広くとっておかないと、SNS上でも友達が増えないから」だそう。友達が多くないといいねもつかないですからね。

しかも、仲が良くない子とはあえてレジャースポットなどに出かけるみたいです。理由は、「会話が続かなくても遊園地とかなら間が持つから」とのこと。

もはやなんのための友達かわかりませんねw

LINEのグループで、知らない人同士が就活情報を共有している

これ意外と知らない人が多いかもしれませんが、同じ趣味や関心ごとを持つ人たちが集まる場所としてLINEのグループ機能が使われています。昔のmixiでいうコミュニティのような感じですね。

就活で知り合った人同士が誘い合って加入し、その日の面接で聞かれたことや得た情報をお互いに共有しあっているのだとか。

まぁ昔からみん就とかもあったので、その場所がより使いやすいところに移っただけですね。

ただ注意しなくてはいけないのは、より気軽に情報が拡散でき得られるようになった点。企業が掲載する求人情報よりも、面接や社員座談会などで「どういう印象を与えたか」で、このLINEグループに流れる情報が変わってくるのです。

「あの会社の面接官はタバコ臭かった」
「セクハラまがいの質問をされた」

など、企業とリアルに接して感じたことがタイムリーに拡散されます。

つまり、今まで以上に対面でのリアルなコミュニケーションが重要であり、どう接点をとっていくべきかを企業は考えて対応する必要があります。

褒める8割・フィードバック2割が就活生の評価を上げる

「最近の若者は怒られたくない」みたいに言われることが多いですが、そんなことはありません。

確かに怒られてばかりでは嫌ですが、話の2割くらいにフィードバックとして悪い点を指摘してあげると、逆にその企業に対しての印象がアップするというデータがあるようです。

個人的な実感としても、面接後に「何か質問はない?」と聞くと、5人に1人くらいは「今日の私は何点だったでしょう?」と聞いてくる就活生がいます。

SNSの「いいね!」のように、外部から評価されることに対して飢えているのでしょうか。

まとめ

ぼくも「まだ若い(31歳)」と思っていましたが、就活生とは10歳差。

常に新しい世の中の流れにもアンテナを張っておかないと、「あのおっさんは何もわかってない」と言われてしまうようになるかもしれませんね。