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お客様第一主義をはきちがえると、ありきたりなものしか作れない罠

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「お客様第一主義」という言葉がありますが、このとらえ方を勘違いしてしまうケースがビジネスシーンでは多く見受けられます。

本質的なお客様第一主義とは何でしょうか?

「あくまでお客様は素人である」という大前提

よく「ユーザーにヒアリングして、みんなが求めているものを作ろう」みたいなマーケティングが行われることがあります。

求人広告で言えば、掲載する企業に「どんな広告にしましょうか」と聞いてしまうような行為です。

それをやってしまうと、結局は企業も素人なので、「なんとなく見た目がいいものを作って」とか「自社が魅力的に見えるものにして」みたいなことしか言えません。

それを元に広告を作っても、よくある普通の広告にしかならないでしょう。
そんなどこにでもあるものでは、この採用難の市場で採用成功なんてできないのです。

お客様に聞くべきは、「どうするか」ではなく「どうしたいか」

「どうしましょうか?」と聞いているうちはその仕事のプロではありません。
「どうしたいか」という根っこの要望をヒアリングし、それを実現するためにどうするかはプロが考えることです。

求人広告を掲載する企業は、けして「きれいな広告を作ってほしい」わけでありません。
欲しい人材を採用して、自社で活躍してもらいたいから掲載するわけです。

求人広告で採用成功するためには、市場や業界・採用競合の出方なども知った上で、どういう広告でどういう内容を伝えるべきかを綿密に設計する必要があります。
ここにプロならではのノウハウや価値があるのです。

まとめ

お客様の言うことの詳細は聞かず、その奥にある欲求をどう満たすか考えて、素人では考えつかなかったことを創造する。これがプロの仕事だと思います。

ここまでやるには、その分野における専門知識はもちろん、数々の成功体験を持っておく必要があります。

「お客様は神様」みたいに、お客様の言いなりになりたくなければ実践あるのみです。