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【中途採用ノウハウ】成功率ほぼ100%。中小企業が施工管理技術者を求人広告で採用する方法

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2020年のオリンピックを控え、国内の建築需要は年々増加しています。同時に施工管理技術者を採用したい企業も増え、ここ数年で求人数は倍近くにまで膨らんでいる現状です。いざ採用しようと人材紹介や求人広告を利用しても、簡単には採用できません。大手ならまだしも、中小企業ならなおさらです。

 

しかし、そんな市況感でもほぼ100%の確率で採用成功できたやり方があります。そのノウハウをここに書いてしまおうと思います。

 

「面接はあなたの都合のよいところまで会いに行きます」

いきなり結論です。「えっ?これだけ?」と思われるかもしれませんが、この効果は絶大です。その理由を以下で解説します。

 

施工管理技術者はとにかく忙しい!

もともと残業も多くハードワークで有名な職種ですが、工事が増え人材が足りてない現状をフォローするためにさらに残業を重ねて働いている方が多くいます。なにかしら理由があり「転職したい」と思っても、そうそう簡単に転職活動をすることができないのです。

 

求人広告経由の転職成功者の平均応募数は11.2社。しかし施工管理の方は2~3社がいいところです。資格や経験をお持ちの方であれば、応募すれば書類選考は簡単に通過します。ところが現職の合間をぬって面接にいくことはそうそうできません。すると嫌でも2~3社程度に応募先を絞るしかないのです。

 

人材紹介サービスを施工管理の方があまり利用しない理由もこれと同様です。わざわざ都心まで出て行って、2時間近いカウンセリングや求人紹介を受けている時間は彼らにはありませんから。

 

大手企業が60歳以上まで採用ターゲットをひろげて募集している

名前を聞けば誰もが知っているような大企業が、「資格や経験があれば60歳以上でも採用するよ」というところまで採用ターゲットを広げています。その理由はシンプルで、大手でもそこまでしないと採用できないから。待遇や就業環境も比較的良いのにです。

 

するとどういうことが起きるかというと、忙しくて2~3社しか応募できない技術者の方はまず大手から応募します。経験がある方ならそこで採用が決まってしまうため、応募されなかった大手以外の求人には応募がまわってきません。中小から大手へ転職した方は、下手すると100万円以上年収UPするケースも珍しくありません。そこに中小が真っ向から立ち向かうのはほぼ不可能です。

 

 普通なら見向きもされない企業でも、「会いに行く」と話は変わる

「面接にいく暇がない」から2~3社しか受けられないだけであって、「仕事終わりにあなたの現場の近くまでいくので、仕事の希望とか教えてください!」といってくれる企業があれば、「じゃあちょっと話を聞いてみようかな」という人は必ずいます。そこを狙い、応募先企業としてまず選んでもらうのです。

 

ただ会うだけではダメ。とことん希望を聞きだして実現してあげる

会えれば第一段階は成功ですが、重要なのはここからです。「選考してやる」というスタンスではなく、「口説く」スタンスで技術者の転職理由や職場に求める希望などをとことん聞きましょう。すると年収など以外にもいろんな希望を聞くことができるはずです。

 

(希望例)

・本が好きなので、通勤時間に読めるよう電車で通える現場に配属してほしい

・給与はそこまで求めないので、どれだけ忙しくても18時で帰れる現場がいい

 

こういったニッチな希望は大手企業では叶えにくいのが現状です。そこに勝機があります。中小ならではのフットワークの軽さを生かして、できる限り要望に応えられるようにするのです。アウトソーシング企業は通常転職市場において人気が低いですが、いろんな職場や働き方を選べるという点ではこの採用手法と非常に相性が良いでしょう。

 

まとめ

中小企業が施工管理技術者を採用するためには、

(1)求人広告で「面接はあなたの都合のよいところまで会いに行きます!」と訴求する

(2)転職理由を踏まえて、それを自社でどう解消できるかに焦点を当てて面接で口説く

 

どれだけ難しい採用であっても、採用ターゲットを理解し採用競合を理解すればなにかしら解決の糸口はみつかるはずです。ここに頭を使えるかどうかがこれからの人事には求められるスキルだと思います。