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失敗から学べない人が共通して使う言葉ランキングの1位はきっと「意識が足りませんでした」

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上司「なんでできなかったんだ?」

メンバー「意識が足りませんでした!次回もっと意識します!」

よく聞く仕事上のやりとりですが、そこから問題が改善したケースを見たことがありますか?わたしは1度もありません。意識を強化したところで、ものごとは解決しないのです。なぜそうなのか考えてみました。

 人間の意識は悲しいほど弱いから

例えばダイエット。「今日からダイエットするぞ!」と意気込んだところで、大好物が目の前に並んでしまえば、「残すのはもったいない」とか「明日からがんばろう」となにかしらの理由をつけて先のばししてしまうものです。

 

「あの人は意思が強いからいろんなことを実現できている」という人がいますが、意思が強いように見える人ほど、そうなれるように環境を整えたり仕組みを考えたりと工夫しています。所詮は人間なので、絶対はありません。意識に頼ってなにかを改善しようとすることは到底現実的ではなく、単なる逃避なのです。

 

失敗の原因を「意識の弱さ」にすり替えてしまっているから

なぜ失敗してしまったかの原因追究をろくにせず、「意識が足りなかったから」と片付けてしまうクセがついてしまうとやっかいです。すべて意識の問題にしてしまうと、常に意識をしつづけなくてはならず、結局心が消耗してまた同じ失敗を繰り返します。そうすると「自分はダメな人間なんだ」という思いが強くなり、何をするにも自信がなくなってしまうどころか、ひどいと鬱に発展することもあります。

 

原因をきっちり考えることができれば、同じ失敗をしないように環境や仕組みを変える方法を考えられるはずです。一度改善策を考えてしまえば、あとは日々意識しなくてもすむようになります。その分頭がクリアになり、違うことに意識を向けることが可能なので、結果新しいことに挑戦したり取り組んだりする時間と余裕が生まれます。まさに好循環ですね。

 

まとめ

忙しいと一つひとつの失敗に対して向き合えなかったりしますが、少し時間をかけてその原因と意識に頼らない改善策を検討するだけで、半永久的に同じ失敗をしなくなります。それをコツコツと積み上げることで仕事の精度が上がったり、生産性が上がったりします。目先のわずかな時間にとらわれず、1度起こした問題に2度と出会わないようにしておくことは、成長につながるだけでなく、精神衛生をクリーンに保つためにも必要なスキルだと思います。