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工夫して生産性を高めたら、給料が下がった話

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とても悲しい出来事がありました。

9月分の給料が、7万円下がりました

今月は25日が日曜日のため、23日(金)に前倒しで給料が振り込まれました。

サラリーマンであれば誰しもがちょっと嬉しい給料日。早速必要な分を引き出しにATMへ駆け込んだんですが、

「す…す…少ない………」

と思わず立ち尽くしました。後ろに並んでいた方すみませんでした。

原因は給与制度の改定

実はこうなることはわかっていました。わかっちゃいましたが、実際に振り込まれる額が少ないのを目の当たりにすると怒りがフツフツと湧いてきて、この記事を書きなぐるに至ります。

原因は最近変わった給与制度。

■これまで・・・月40時間分の残業代が「見込み」として給与に反映
■新制度・・・純粋な残業時間分の残業代が全額給与に反映

実はこの制度に変更してから、ほとんどの社員の給与は上がったはずです。

理由は「月40時間以上残業する人がほとんど」だから。うちの会社も以前に比べ就業環境はかなり改善しましたが、それでも毎日21時ごろまで残って仕事している人は一定数いる状態です。

つまり、ぼくの給与が減ったのは「残業をほぼせず定時で毎日帰っていた」ことに起因します。

わかっていたのになぜ怒りが湧いてくるのか

「残業してないなら、その分の給料はもらえなくて当然だろう」

そう思われる方も多いかもしれませんね。

でも、

■残業40時間して100の成果を出す人
■残業0時間で100の成果を出す人

の2人がいたら、ぼくは後者が評価されるべきだと考えています。

実際にぼくは8月と同じだけの成果を、9月は残業ほぼ0時間でやり遂げました。毎日「どうしたら18時までに仕事を終えられるか」を考え抜いて、工夫して工夫して実現しました。

それで給料が下がることはもちろん認識していましたが、目先の給料よりも自分の能力向上と理想の働き方実現に向けた取り組みだったのです。だからわかってはいたけど、実際目の当たりにするとイライラしてしまいました。

うちの会社でも後者の人が全く評価されていないわけではありません。長期的には生産性の高さが給料のベースアップや昇格に影響します。

でも、すごく目先の話かもしれませんが、毎月の給料で前者が優遇されてしまう現在の制度にとても不満があるのです。

「頑張って生産性を上げよう」と思えない環境では、能力はいつまでたっても上がらない

最近本気でこう思うようになりました。

うちの会社も今ではかなり規模が大きくなったので、イチ社員の要望なんかでは制度は変わらないでしょう。組織を変えようとするのではなく、自分が移ったほうが早いと思います。

ヤフーさんが週休3日を全社員対象で検討されているようです。素晴らしいですね。

まだまだ長時間働くことが美徳とされているように感じます。

明確な意図と集中力で、有益に時間を使える人が長時間働いているのは素晴らしいと思いますが、そんなすごい方はひと握りでしょう。大半の方は無駄に時間を垂れ流した結果の長時間労働です。

もうやめませんか。そんなの。まぁ、そのうちやめざるをえなくなるでしょうけどね。