SPONSORED LINK

年間200名以上にインタビューして感じる、「好きなことを仕事にする」ことについて

f:id:hiroki_hasegawa:20160321122107j:plain

就職活動中の学生さんと話をする機会がけっこうあるのですが、そこで毎年話題になるのが「好きなことを仕事にするべきかどうか」ということ。

ぼくは「好きなことを仕事にしないで何するの?」という考えなんですが、どうやらそう思わない人もけっこういるみたいで…

そこで、それぞれの業界で一線で活躍している方に多くインタビューして感じたことをまとめていきたいと思います。

目次

一線で活躍する人は、ほぼ100%「仕事が好き」である

求人広告の取材って、やっぱりその会社でも活躍していたり期待されているような方がアサインされることが多いんですよ。だって、会社の新しい人材を募集するためのものなので、イキイキ働いている人に出てもらわないと意味がないですからね。

つまり、その会社で一線で活躍している方にいつもお会いしているわけなんですが、その方々は例外なく「仕事好き」だと感じます。

例えば、とあるシステムエンジニアの方にインタビューしたときなんかはとても印象的でした。お会いした瞬間は、「すごくおとなしくて、口下手な感じの方だなぁ」と思ったんですが、いざコアなシステムの話になると突然前のめりになって、本当に楽しそうにいろいろと話をしてくれたのです。

その方はプログラミングが趣味のようなものらしく、休日にも自分でWebサービスを作っていたり。まさに「好きなことを仕事にしている」方でした。


しかし、最初から仕事が好きだったわけではなかった

そのシステムエンジニアの方に入社のきっかけを聞いたところ、「人と話すのが苦手なので、営業とかじゃない仕事をしたかったから」ということでした。

元々プログラミングが好きで〜みたいな感じでは一切なく、入社後1から学んでいく中でその魅力にとりつかれたみたいです。

その中でも特に記憶に残っているのは、「私はラッキーでした」という言葉。

「たまたま選んだ仕事が夢中になれるものでよかった。そうでなければ別の仕事を探しつづけることになるから」とも言ってましたね。


やる前から好きかどうかはわからない。やってみて初めて好きになる

新卒面接で「当社への志望理由はなんですか?」とよく聞かれるみたいですが、そんなもんはやっぱり入社して働いてみないとわからないですよね。

恋愛で相手のことを知らないうちに「私のどこが好き?」と聞かれても、顔やスタイルとか外見のことくらいしかはっきりわからないのと一緒です。

だから新卒のみなさんは企業をイメージや外見(規模やブランド)で判断するしかなく、結果誰もが知っている大企業が人気就職ランキングの上位を占める形になっています。

大学生までの約20年くらいの人生経験からの好き嫌いだけでは、社会という新しい世界を判断しきるのは当然できないわけですね。だからこそこれまでしたことがないものに積極的にトライして、自分の好き嫌いの判断軸を広げていく必要があるのです。


まとめ

結論、今好きなことを仕事にできている人は、いろいろやってみた結果自分にマッチした仕事を選択できた人なんだと思います。

「置かれた場所で咲きなさい」という本もありましたが、置かれた場所で1年とか真剣にやってみて、それでも「好きじゃない」と思ったのであればどんどん仕事を変えていけばいいんです。

ただ、まだまだ日本では転職回数が多いことは悪いことのように捉えたり、終身雇用的な考えが残っているので、もっと流動的な世の中を作る必要があるなと感じています。