携帯3大キャリアの唯一のメリットは「手厚いフォロー」と思ってたけど、そんなものどこにもなかったという話

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約1年前の2015年4月にソフトバンクを解約し、独学で検討の結果、格安sim「ぷららモバイルLTE」に変更しました。

月額料金も半額以下になって、一切不満もなく使えていたので、2015年12月に嫁の携帯も格安simに変えることにしたんです。

その時のソフトバンクの対応を見て、「あぁ、もう２度と3大キャリアで契約することはないな」と思いました。

嫁の携帯を解約するときに発生した料金を支払いにソフトバンクショップへ。ガラガラの店内に入り、来店の目的を伝えると、

「それではあちらの整理券をとってお待ちください」

とのこと。

素直にそれに従おうとしたところ、カード発行機は準備中……どうしたものかと近くの店員さんに事情を伝えると、

「それではこの番号札を持ってお待ちください」

と手動で渡される。この時点でちょっとやばい予感がしました。

その後も素直に10分くらい待っていましたが、一向に呼び出される気配がありません。

そんな中接客カウンターの向こうでは、比較的年次の高そうな３名がなにやらお互いの制服を直しながら談笑中。

となりで1人「研修中」の名札を下げた若い男性は、その様子をチラチラ見ながら手持ち無沙汰そうに立っている。

「待ち時間表」に目をやると、料金支払い20分待ちの表示が……

なにこの状態？と少しずつ怒りが出てしまいそうになったので、暇そうな研修中の男性に「料金払うには20分待つ必要があるんですか？」と質問。

するとなんのこっちゃわかってない様子で、さらに少し待たされた後、「ではこちらで受付しますので」と案内されることに。

えっ！さっきまでの待ち時間はいったいなんだったのか！

しかも新人のあなた！対応できるんかい！まじかよ！じゃあお願いしますね！（キレ気味笑）

料金を支払うにはどうやら端末みたいなものでバーコードを読み込むらしい。

ソフトバンク自慢のiPadで設定をすませ、いざ読み込み…しようとするも、なかなか読み込んでくれない様子。あせる新人君。イライラを必死に抑えるぼく（典型的なA型）。

「困った時は先輩に聞くんだ！」とアドバイスしてやろうかと思ったものの、なんと先輩たちは相変わらず3人揃ってキャッキャ中。

おいあんた達、ここで研修期間中のぴよぴよな新人君が脂汗でも垂らしそうな顔で困っているよ！誰か助けてやれよ！

このカオスな状態の中、徐々にこの必死で孤独な新人君に愛着が出てきた。まるで「はじめてのおつかい」を子どもが生まれ親の立場になってから見たときのような半端ない感情移入をしてしまうときのような感覚が生まれていることにも気づいた。

いつしかイライラは消え、不思議と穏やかな気持ちのみが心を支配していた。

「格安simに変えてみたいけど、実際どう？」

と聞かれることも多くなってきたのですが、その時はだいだい決まって、

「わからないこととかいろいろフォローしてほしいなら、高い料金払ってでも3大キャリアのままでいいんじゃない？」

とこれまで言うようにしていました。誰もがネットとかで自分で調べて解決できる人ばかりではないから。

でもここで断言します。

「もう3大キャリアを選ぶ理由はない」と。

倍近い料金を払ってこのサービスは、正直なんの割にも合いません。正直ネット環境が全くなくて、自分で調べられない年配の方とか以外はちょっと調べればだいたいの問題は解決できますよ。

まぁ、格安simとはいえ今も大元はドコモの回線（ぷらら）を利用しているのでお世話になってるっちゃなってるんですが、そこで端末含めて契約する必要はもうないですね。

今度改めて、格安simへの詳細な移行方法を書きたいと思います。